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マコト・アコ(ドレス)のガチャ名元ネタ|「天の光はすべて星」「誰がために鐘は鳴る」を読む

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ブルーアーカイブ、常設化されたイベント『陽ひらく彼女たちの小夜曲』に登場した、マコトとアコ(ドレス)。

2人のピックアップ募集名は、以下のようなもの。

  • アコ(ドレス):天に仕うはすべて音
  • マコト:我等がために宙は鳴る!

それぞれ有名な小説の題名を思わせる名前になっていますが、元ネタ候補を見ていくと、二人のキャラクターに合ったタイトルと感じられます。

今回は、2つのピックアップ募集名について整理していきます。

アコ(ドレス)「天に仕うはすべて音」のモチーフ

アコ(ドレス)の「天に仕うはすべて音」。元ネタ候補は、フレドリック・ブラウンのSF小説『天の光はすべて星』でしょう。

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元の語感を踏襲しつつ、「星」が「音」へ © NEXON Games & Yostar

これは、「天」=「そら」と読ませていることから、風紀委員長・空崎ヒナを支える秘書官である、アコの立場とよく重なります。

そして「すべて音」は、パーティーでヒナが披露するピアノ演奏を指しているのでしょうか。

『天の光はすべて星』は、アニメ『天元突破グレンラガン』の最終話のタイトルとしても使われました。

星に取り憑かれた男から、ヒナに尽くすアコへ

『天の光はすべて星』の主人公は、宇宙への夢を捨てきれない57歳の元宇宙飛行士。出版社の紹介では、「星にとり憑かれた」人物と表現されています。

これをアコに置き換えるなら、さしずめヒナに取り憑かれた秘書でしょうか。

原作の主人公は、年齢や挫折を抱えながらも、再び宇宙へ向かう夢のために奔走します。一方のアコも、自分が舞台の主役になるのではなく、ヒナが輝くために全力を尽くす人物です。

原作では、星に人生を捧げた男。ゲームでは、ヒナという星に仕え、その音を支えるアコ。

物語が直接対応しているわけではありませんが、「一つの対象へ強い情熱を注ぐ人物」という点では、少し似ているのかもしれません。

マコト「我等がために宙は鳴る!」のモチーフ

マコトの「我等がために宙は鳴る!」。元ネタ候補は、アーネスト・ヘミングウェイの小説『誰がために鐘は鳴る』でしょう。

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「誰がため」から「我等」への置き換えがマコトらしい © NEXON Games & Yostar

アコ(ドレス)は「天」=「そら」でしたが、マコトは「宙」=「そら」へと置き換え。

イベントでは、パーティーでヒナのピアノ演奏を失敗させ、恥をかかせようとする、というものでしたが、「ヒナの奏でる音(の失敗)で我々の権威を高める!」という、なんともマコトらしさの伝わるPUガチャ名です。

元ネタを考えると、自分への弔鐘ともとれる?

『誰がために鐘は鳴る』という題名は、さらに遡ると、イギリスの詩人ジョン・ダンの文章に行き着きます。そこで鳴っている鐘は、誰かの死を知らせる弔鐘です。

ここは少し難しい話になりますが、人間は互いにつながっているため、誰かの死は他人事ではなく、その鐘は聞いている自分自身のためにも鳴っている、という意味が込められています。

そう考えると、ガチャ名を元ネタの「鐘」に戻して考えた場合、「我等自身のために弔鐘が鳴っている」とも読めてしまいます。

ヒナに嫌がらせを仕掛けては、計画が失敗し、自分がひどい目に遭うことの多いマコト。本人は得意満面で勝利を宣言しているのに、元ネタを知ると、自分が墓穴を掘る未来を告げる鐘を鳴らしている。

そう考えると、かなりマコトらしいブラックジョークです。

墓穴を掘るマコト
ヒナを陥れようとして墓穴を掘るマコト © NEXON Games & Yostar

まとめ:同じヒナを見ているのに、立場は正反対

アコのガチャ名は、ヒナという星に仕え、その演奏を支える献身。マコトのガチャ名は、ヒナを自分たちのために利用しようとしながら、最後には自分への弔鐘として返ってくる自滅。

2人とも「空」と「音」を見ていますが、その向き合い方は正反対です。

ヒナのために動くアコと、ヒナを自分のために動かそうとするマコト。似た文学作品をモチーフにしたガチャ名を並べることで、2人とヒナの関係まで表現されているのかもしれません。

この記事で紹介したガチャ名の元ネタや、作品内容とキャラクター性のつながりは、公式に明言されたものではありません。文学作品の題名とゲーム内描写を照らし合わせた、あくまでも個人の解釈です。

参考資料

  • ブルーアーカイブ公式サイト「ピックアップ募集紹介」
  • フレドリック・ブラウン『天の光はすべて星』早川書房
  • アーネスト・ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』新潮社
  • ジョン・ダン『瞑想17』

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