マコトの銃はWA2000?生産176丁の超高級銃と戦闘モーションを解説
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ブルーアーカイブ、5.5周年イベントで実装された、マコト(水着)。
今回は、彼女が持つ銃のモチーフとして有力なドイツのワルサーWA2000と、個性のあらわれた戦闘モーションについて深掘りしていきます。
ワルサーWA2000とは?
ワルサーWA2000は、西ドイツのワルサー社が開発したセミオート式狙撃銃です。
開発の背景にあったのが、1972年のテロ事件(ミュンヘンオリンピック事件)。人質救出作戦に失敗した西ドイツでは、警察の対テロ装備や狙撃能力が見直され、高精度なセミオート式狙撃銃が求められるようになりました。
WA2000は既存の軍用銃を改造したものではなく、最初から警察の精密射撃用として設計された、当時としては非常に野心的な銃です。
さてここで、ちょうど同時期に、他社から同じコンセプトの銃が登場します。それが、H&K社が開発したPSG-1。WA2000の競合・ライバルとして語られることが多い銃ですね。
細かい経緯は省略しますが、結果的にPSG-1は、各国の警察や対テロ部隊へ採用されたのに対し、WA2000は少数生産で終了。普及と商業的な成功では、PSG-1側に軍配が上がったと言えるでしょう。
ゲーム内では、アルとハルナ、バニー服のモブキャラがPSG-1系のモチーフ銃を装備しています。キヴォトスの普及率も、PSG-1の方が上ですね。


生産数はわずか176丁
WA2000の生産数として、現在もっとも広く知られているのがわずか176丁という数字です。
この数字は、当時のCarl Walther USA社長アール・J・シーハン・ジュニア氏の言葉と伝えられています。ただし、ワルサー社の公式発表ではなく、資料によっては完成品を72丁とする記述もあります。
WA2000は、専用設計の機関部、調整可能な銃床、複雑な内部構造など、開発時にはコストを惜しまず高精度を追求しました。ぼくのかんがえた、さいきょうのスナイパーライフル
その結果、製造コストが膨らみ、1980年代当時の販売価格は約9000ドルに達したとされています。
Rock Island Auction Companyの解説では、これは2026年の貨幣価値で約3万5500ドル。約530万円(1ドル150円換算)に相当します。
単純比較はできませんが、 一般的な軍・警察用狙撃銃(M24一式)と比べても、約2.6倍の価格です。
ただし、ライバルのPSG-1も高価格だったため、WA2000だけが桁違いに高かったというより、両銃とも当時の最高価格帯に属していたということでしょうか。
つまりWA2000は、製造当時から非常に高価な銃でした。さらにそこに、176丁という希少性とコレクター人気が重なり、価格はさらに高騰。
| 時期 | 価格例 |
|---|---|
| 1980年代 | 新品価格 約9000ドル |
| 2020年12月 | 9万7750ドルで落札 |
| 2026年5月 | 26万4375ドルで落札 |
2026年5月の落札額は、WA2000として2026年8月確認時点の世界最高記録。約4000万円(1ドル150円換算)になります。
近年には、WA2000風の外観を持つRhineland Arms R2000も登場しています。ただし、外見こそWA2000風ですが、中身は別物(AR-15系)のオマージュ銃です。こうしたモデルが作られることからも、WA2000が今なお人気であることが分かります。
実物は希少でも、創作では有名
実物はとてもレアな銃ですが、 四角いフレームの近未来的な外観は映像作品と相性がよく、メディアにはそれなりに登場しています。
ゲーム 『ヒットマン』シリーズでは、主人公のエージェント47が使用。日本では 『Fate/Zero』の切嗣や、 『ドールズフロントライン』のWA2000/マキアートなどが馴染み深いでしょうか。
現実ではまず見られない希少銃なのに、ゲームやアニメでは時折見かけるという、少し不思議な知名度を持つ銃です。
マコトのWA2000は?
マコトの銃は、カラーリングが豪華になっていますが、基本的には実銃のデザインを踏襲しています。実銃の画像と並べながら、細部を見ていきましょう。


1. ブルパップ方式
マガジンと機関部を引き金より後ろへ置くブルパップ方式が再現されています。これにより、650mmの長い銃身を確保しながら、全長は905mmに抑えることに成功。結果的に、WA2000の特徴である四角いシルエットになっています。
2. 銃身の上にあるバイポッド
一般的なライフルでは、バイポッドを銃身より下側に取り付けますが、WA2000はバイポッドの支点を銃の重心より上に置き、銃全体がぶら下がるように支える構造です。重心が支点より下へ来るため、左右へ傾いたときに姿勢を戻しやすく、安定性を高める狙いがあります。
この吊り下げ式バイポッドは、WA2000を象徴する珍しい特徴です。(※DSR-1など、少数ながら吊り下げ構造の銃は存在します。)
3. 前期型に近い銃口
WA2000には、大きく分けて前期型と後期型があります。
後期型は、銃口から伸びたバードケージ(鳥かご)タイプのフラッシュハイダーが目立ちますが、マコトの銃には見当たりません。この点だけを見ると、後期型よりも前期型に近いシルエットです。
メディアに登場するのは、だいたい前期型が多いですね。
普段は銃を使わないマコト
さて、そんな高価で希少、しかも一目で分かるほど存在感のある銃を選ぶところが、見栄っ張りなマコトによく似合っています。
しかし、ゲーム内の描写を確認すると、どうやらマコトは この銃をほとんど使っていない様子。
さらにイベント内では、同じ万魔殿メンバーのチアキから「マコトが銃を撃っているところを初めて見た」という発言まであります。
高級感のある狙撃銃を用意しているのに、普段はほとんど使っていない。そんなマコトが珍しく本気(?)で銃を扱いだしたのが、今回の戦闘モーションです。
マコトらしさが表れた戦闘モーション
実銃の希少性だけでなく、マコトらしさは戦闘モーションにも表れています。


射撃モーションは、意外にも(?)きれいな構え。銃の扱いは手慣れている感があります。
マガジンを回転させてリロード
リロードでは、マガジンを手元でくるりと回転させてから装填。



装填するだけなら必要のない動作ですが、無駄に格好いい。戦闘中でも、見た目のかっこよさを優先するところが、実にマコトらしい演出です。
華麗に座って、最後は落下
EXスキルでは、くるりとターンしてキャリーケースへ華麗に着席。


そのまま狙撃を決めますが、直後に反動でケースから地面へ落下します。


リロードも着席も必要以上に格好よく決める。それなのに、最後はきっちり失敗して締まらない。
見栄を張り、格好をつけ、最後に失敗するという一連の流れに、マコトのキャラクター性が凝縮されています。
まとめ:マコトらしい銃のチョイスと戦闘モーション
マコトの銃のモチーフと思われるWA2000は、製造当時から非常に高価で、わずか176丁しか作られなかった希少な狙撃銃です。四角いシルエット、上側にバイポッド、という見た目のインパクトから、記憶に残りやすい銃ですね。
普及では同時代のPSG-1に及ばなかった一方、現在では約4000万円の落札記録を持つほどのプレミア品。そんな銃を選びながら、作中では普段ほとんど使っていなかったらしいところも、見栄っ張りなマコトらしさを感じさせます。
そして、いざ銃を使えば、リロードも狙撃前のターンも必要以上に格好いい。最後は反動で落下して、きっちりオチまでつける。
武器選びから戦闘演出まで、実にマコトらしさが光るので、そこは動画本編で見ていただければと思います。
参考資料
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