ニコの難しいセリフ2つの元ネタ|中国古典とシャーロック・ホームズ
ブルーアーカイブのメインストーリー「ロア追跡編」で、ニコが口にした少し難しいセリフについて。今回は、会話の中にさらっと出てきた2つの言葉の元ネタを軽く見ていきます。
千人の指さす所、病無くして死す
まずはこちら。
これは、中国の古典に由来することわざです。意味としては、ざっくり言うと「多くの人から非難されると、病気でなくても死んでしまうほど追い詰められる」というもの。
単に「悪口を言われる」というより、大勢から指をさされるような強い非難や、世間からの圧力を表す言葉ですね。
元は『漢書』王嘉伝「里諺曰:千人所指,無病而死。」
粘土なしでレンガは焼けない?
もう1つはこちら。
これは、おそらくシャーロック・ホームズの言葉を組み合わせたものです。
まず前半は、『ボヘミアの醜聞』に出てくる有名なセリフ。
It is a capital mistake to theorize before one has data.
データを得る前に理論を立てるのは、大きな間違いである。
ここが、ニコの言う「十分なデータなしの推論」に近い部分ですね。そして後半は、『ぶな屋敷』に出てくるこちら。
Data! data! data!
I can’t make bricks without clay.
データだ、データだ、データだ。
粘土なしではレンガは作れない。
こちらが、「粘土なしでレンガを焼く」という表現の元ネタに近そうです。
つまりニコのセリフは、「十分な情報がなければ、正しい推論はできない」というホームズ的な考え方を踏まえたものだと思われます。
まとめ
ニコのセリフには、中国古典由来のことわざと、シャーロック・ホームズ由来と思われる推理の名言が使われていました。
強く説明しすぎる場面ではなく、会話の中にさらっと名言やことわざを紛れ込ませているのがポイント。
こういう言葉選びからも、ニコの教養の高さがさりげなく感じられますね。エリカやオトギに伝わっているのかわかりませんが。