「ホーボーサイン」の意味は?オトギの謎マークを読む
ブルーアーカイブ、オトギの絆ストーリー5「ある狙撃手の秘密基地」で登場した珍しいサイン。町中に描かれた奇妙なマークをヴァルキューレ警察学校の生徒たちが調べている場面がありました。
その後、先生もそのマークに興味を惹かれ、オトギの潜伏場所へ足を踏み入れることになります。このマークについて、オトギはホーボーサインだと説明していました。
ホーボーサインとは?
ホーボーサインが誕生したとされるのは、19世紀後半から20世紀前半のアメリカ。当時のアメリカでは、鉄道網が広がったことで、仕事を求めて町から町へ(貨物列車に密航して)移動する人々、いわゆる放浪労働者(ホーボー)も増えていきました。
とはいえ、旅先の町が安全かどうか、食べ物を分けてもらえる場所があるかどうかは、実際に行ってみないと分かりません。つまり行先ガチャ。
そんな中で、ホーボーたちの間では、独自のネットワークが形成されました。先に通った人が簡単な記号を残し、後から来る仲間に情報を伝えた……と語られているのが、オトギが使ったホーボーサインです。
たとえば、
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ここでは食べ物がもらえる
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この家の人は親切
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吠える犬がいる
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警察に注意
といった情報を、文字ではなく簡単な図形で残していた、とされています。
中には、「宗教の話をすれば食事がもらえる」という、かなり具体的な記号もあります。ホーボーにとっては食事や宿の情報が重要だったことは伝わってきます。
ただし、ホーボーサインは資料によって形や意味に違いがあります。現在出回っているホーボーサイン一覧の中には、後世の新聞記事や本などにより脚色・整理されたものも多いと考えられ、現在も真偽に関して議論されています。
外に描かれていたのは?
まず、オトギの潜伏場所の外に描かれていたマーク。
この上に描かれている「丸に矢印2本」は、「すぐ立ち去れ」。そして、下の「斜め線3本」は「危険な場所」。
この2つが同じ場所に描かれているなら、かなり強めのメッセージになります。単に「ここはおすすめしない」ではなく、「危険だからすぐ離れろ」という、かなり切迫した警告ですね。
作中でも触れられていましたが、FOX小隊として身を隠しているオトギにとって、無関係な人が近づいてくるのはかなり困るはずです。潜伏場所を守るための目印として考えると、オトギらしい選び方です。
メモリアルロビーに映っているのは?
そして、メモリアルロビー冒頭にちらっと映るマーク。
これは、「セーフエリア」を表すマークですね。作中では、誰が描いたのかは触れられていませんでしたが、人払いのために外に危険マークを描いたのに、わざわざオトギが中に安全マークを描いたとは思えません。
つまり、誰かが親切で書いた安全マークの外に、オトギが危険マークを描き足した、とも考えられます。
勝手に偽の危険マークを足して、放浪者ネットワークを混乱させるオトギさん・・・
まとめ:でも、全然伝わっていなかった
オトギが描いていたホーボーサインは、現実の記号一覧と照らし合わせると、外側は「危険」「早く立ち去れ」、内側は「ここにいていい」「安全な場所」。
ただし、ここで少し面白いのが、作中でこのサインがオトギ以外にほとんど伝わっていなかったことです。
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ヴァルキューレ警察学校の生徒たちは、市民の通報を受け、怪しいマークとして捜査
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先生も、危険を察して引き返すどころか、むしろ興味を惹かれて潜伏場所へ入場
つまりオトギとしては、人を遠ざけるつもりで警告サインを描いたのに、結果的には「なんだろう、この謎マーク?」と人を呼び寄せてしまったわけですね。
ホーボーサインのような古い放浪者の記号まで知っているあたり、オトギは見た目以上に知識の幅が広いキャラですね。
ただ、その知識が実用的だったかどうかは……。