恋愛ソングから仲間の絆へ?放課後スイーツ部のPUガチャ名を読む
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ブルーアーカイブ、放課後スイーツ部のバンドイベント『-ive aLIVE!』に登場した、ナツ(バンド)、カズサ(バンド)、ヨシミ(バンド)。
この3人のピックアップ募集名は、どれも有名な洋楽タイトルを思わせる名前になっています。
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ナツ(バンド):I need to be in romantic
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カズサ(バンド):Who says you can't be sweet
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ヨシミ(バンド):Ain't too proud to rely on!
以前ショート動画では、「この曲名が元ネタかも?」という形で紹介しました。今回はもう少し踏み込んで、元ネタ候補の曲がどういう曲なのか、そして「ガチャ名ではどのように言い換えられ、彼女たちの心境とリンクしているのか」を詳しく整理していきます。
ナツ:I need to be in romantic
ナツ(バンド)のピックアップ募集名は、「I need to be in romantic」。
モチーフとして考えられるのは、カーペンターズの名曲「I Need to Be in Love」です。(邦題:「青春の輝き」)
歌詞の内容は、「私は愛の中にいる必要がある(愛されていなければ生きていけない)」という切実な想いを歌ったものです。完璧な理想の愛を追い求めるあまり、現実の恋愛に臆病になったり傷ついたりしながらも、本当の愛(心を休められる場所)を求めて彷徨う孤独と、かすかな希望を描いています。
「ロック」にロマンを求めるドラマー
では、ナツのガチャ名ではどう変わっているのか。元曲の「love」が、ナツ版では「romantic」に置き換えられています。
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原曲:I need to be in love
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ナツ:I need to be in romantic
つまり、恋愛そのものではなく、ロマンチックなもの、ロマンのあるものに身を置きたいという方向性への変換です。
文法的には in の後ろに形容詞の romantic が来るのは少し不自然にも見えますが、むしろ「ロマンチックという概念そのものの中に飛び込む」という、ナツらしい大真面目で独特な言語センス(美学)が感じられます。
事あるごとに「ロックの精神」や独自の美学について語るドラマーのナツ。「愛(love)」という普遍的なテーマを、彼女が追い求める「抽象的なロマンや美学」に寄せた、非常に彼女らしい言い換えでしょうか。
カズサ:Who says you can't be sweet
カズサ(バンド)のピックアップ募集名は、「Who says you can't be sweet」。
モチーフは、Bon Joviの「Who Says You Can't Go Home」でしょうか。
原曲は、「誰が『故郷(ホーム)に帰れない』なんて言った?」という意味の明るいカントリー・ロックです。どれほど遠くへ行こうとも、ありのままの自分でいられる「故郷(原点)」は常に自分を迎え入れてくれる、という温かい肯定感と絆を歌っています。
Sweetに込められた二つの意味
カズサ版では、元曲の「go home」が「be sweet」に置き換えられています。
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原曲:Who says you can't go home
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カズサ: Who says you can't be sweet
この「sweet」という言葉は、カズサにとって非常に深い意味を持ちます。
- 放課後スイーツ部の「スイーツ(甘いもの)」
- 「甘い」「可愛い」「素直になる」というキャラクター性
カズサは、元々少し不良っぽい過去(キャスパリーグ時代)を持つキャラクターです。過去の自分を気にして、普通の女子高生として可愛らしく振る舞うことに、どこか遠慮や照れがあります。
そんな彼女に対して、「甘く(可愛く)なっちゃいけない、スイーツを楽しんじゃいけないって誰が言った?(誰も否定しない、ありのままでいいんだよ)」と全肯定してくれるようなタイトルです。
ヨシミ:Ain't too proud to rely on!
ヨシミ(バンド)のピックアップ募集名は、「Ain't too proud to rely on!」。
元ネタは、テンプテーションズ(The Temptations)の「Ain't Too Proud to Beg」(ローリング・ストーンズのカバーでも有名)。
原曲のタイトルは「プライドなんてかなぐり捨てて、ひざまずいて懇願(beg)することだってちっとも恥ずかしくない」という意味。男の見栄を捨ててでも、愛する人を必死に引き止めたいという泥臭くも熱いソウルミュージックです。
ツンデレの中の信頼感
ヨシミ版では、元曲の「beg(懇願する)」が、「rely on(頼る)」に変わっています。
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原曲:Ain't too proud to beg
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ヨシミ:Ain't too proud to rely on!
泥臭い恋愛ソングが「バンドメンバー(仲間)同士の関係性」へとぐっと引き寄せられます。
ヨシミと言えば、背伸びをして強がる、プライドの高いツンデレな性格です。しかし本質的には、仲間をとても大切にしています。
このタイトルは、「(素直になって)誰かを頼ることなんて、ちっともプライドが傷つくことじゃない!」というニュアンスに変わっています。
文法的には rely on の後ろ(誰を頼るのか)が省略されていますが、だからこそ最後に付いた「!」の勢いと合わせて、「頼るくらい、別に恥ずかしくないし!」というヨシミらしい強がりと、仲間への絶大な信頼が透けて見えるエモいネーミングです。
まとめ:恋愛ソングを「彼女たちの絆」へ
3つのガチャ名を並べると、単なる洋楽タイトルのパロディではなく、曲の背景まで含めてかなり丁寧に意味が置き換えられているように感じられます。
| キャラ | 元ネタ候補 | ガチャ名での言い換え | キャラ側の意味 |
|---|---|---|---|
| ナツ | I Need to Be in Love | love → romantic | 恋愛ではなく、ロマンやロック美学へ |
| カズサ | Who Says You Can't Go Home | go home → be sweet | 帰る場所から、スイーツ部らしい甘さへ |
| ヨシミ | Ain't Too Proud to Beg | beg → rely on | すがる恋愛から、仲間を頼る関係へ |
面白いのは、原曲は、「愛」「自分の原点」など、まったく違ったテーマなのに、ブルーアーカイブ側では、「青春」「仲間との絆」「個人の美学」へと昇華させている点です。
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ナツはロマンへ
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カズサはスイーツ部らしい甘さへ
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ヨシミは仲間を頼る関係へ
と、どれも、元曲のニュアンスを残しつつ、放課後スイーツ部のバンドイベントに合わせて言い換えられています。
個人的には、カズサの「Who says you can't be sweet」が一番きれいだと思います。元曲の「帰る場所」というテーマを、Sweetのダブルミーニングから、「今の居場所」と「スイーツ部らしさ」へ変換しているようで、センスが光りますね。
※あくまでも、個人の解釈ですので、ご了承ください。
参考資料
- Carpenters "I Need to Be in Love" 関連資料
- Bon Jovi "Who Says You Can't Go Home" 関連資料
- Classic Motown "The Temptations - Ain't Too Proud To Beg"
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