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ナギサは庶民派?ハスミとのミルクティー論争を読み解く

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ブルーアーカイブ、ティーパーティー水着イベント「夏空のやくそく」第5話で、ナギサとハスミが火花を散らしたミルクティーの淹れ方。

「ミルクが先か、紅茶が先か」という争いは、現実のイギリスでも長く語られてきた話題です。 二人の言い合いも、現実の「英国あるある」と重ねると、また違った面白さがあります。

その背景を知ると、ナギサの好みは意外にも庶民派なのかもしれません。 さらに過去のイベントを振り返ると、ハスミの立場にも面白い変化が見えてきます。

ミルク先入れは庶民、後入れは上流階級?

この話題には、ミルクの順番をイギリスの階級意識と結びつける見方があります。 ミルク先入れを庶民的な習慣とし、後入れを上流階級の作法とするものです。

英国の老舗フォートナム&メイソンも、かつて上流の社交の場では、ミルクを最後に入れることが高級な磁器を持っている証しとされた、と紹介しています。

フォートナム&メイソン
フォートナム&メイソン、作中では「White & Maison」 © NEXON Games & Yostar

よく語られるのが、庶民の使うカップは熱に弱かったため、先に冷たいミルクを入れて割れるのを防ぎ、高級なカップを持つ人は熱い紅茶から注げた、という説明。 この説に沿えば、ミルクの順番には「うちは良いカップを使っていますよ」というアピールまで重なっていたことになります。

ただし、「カップの割れ防止が先入れの起源」という説には異論があります。 茶の歴史を研究するマークマン・エリスはこの説明を批判し、先入れを階級と結びつける意識が強まったのは20世紀に入ってからだと論じています。

ティーパーティーのナギサは、意外にも庶民派?

この「先入れは庶民、後入れは上流階級」という見方を二人に当てはめると、少し意外な構図になります。

先入れ派のナギサ
ミルク先入れ派のナギサ © NEXON Games & Yostar

トリニティのトップ組織・ティーパーティーに属するナギサが先入れで、正義実現委員会のハスミが後入れ。 立場はナギサの方が上なのに、ミルクティーの好みは庶民派寄り。

優雅なナギサの好みに庶民的なイメージが重なるのは、ちょっと親しみを感じる取り合わせですね。

今回の条件なら、ハスミに軍配

では、山海経の銘茶を使った今回のティータイムでは、どちらの考え方が合っているのでしょうか。

現実の紅茶文化に照らすなら、今回はハスミの後入れを支持したいところです。

理由は二つあります。

まず、今回は用意された銘茶の個性を楽しむことを重視して考えます。 紅茶を先に注げば、そのままの香りや味を確かめてから、ミルクを少しずつ加えられます。

先にミルクを入れると、そのカップでは紅茶本来の風味を確かめる前に混ざってしまいます。 茶葉の個性を確かめたうえで、どこまでミルクを足すか調整できる点で、後入れは今回の目的にかなっています。

もう一つは、ナギサが持ち出したアフタヌーンティーの作法です。

英国のマナー指南であるデブレッツも、紅茶を先に注ぎ、ミルクなどは後から加えるよう案内しています。

つまり、この作法に従うなら、むしろハスミの順番です。

茶葉の風味を活かす楽しみ方と、英国の茶会の作法。 この二点から、今回の条件にはハスミの方が合っている、と考えます。

文化を重視するナギサのセリフ
文化を重視するナギサのセリフ © NEXON Games & Yostar

ナギサが持ち出した「文化」が、ハスミ側の援護にもなるのは、少し皮肉なところですね。

ただし、ミルクの風味や一体感を重視して、先入れを選ぶ考え方もあります。 今回は茶葉の個性と作法からハスミを支持しましたが、ナギサの好み自体が間違っているわけではありません。

まとめ:クリスマスでは仲裁役だったハスミ

実は『聖堂のメリークリスマス』でも、正義実現委員会の部員二人が同じ話題で言い争っています。 そこで仲裁に入ったのが、ほかならぬハスミでした。

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聖堂のメリークリスマスでは、仲裁役のハスミ © NEXON Games & Yostar

ハスミは、長く決着していない論争だと説明し、それぞれの楽しみ方を紹介。 部員たちは気楽に紅茶を楽しむことにして、その場は収まります。 この時点では、ハスミ自身の好みまでは明言されていません。

ところが『夏空のやくそく』では、その「危険な質問」を知る仲裁役が、論争の当事者に。 人には落ち着いて説明できても、自分のこだわりが絡むと譲れなくなるところが面白いですね。

水着で紅茶論を語っているのは、なんともシュールですけどね。

参考資料

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